海釣りの初心者はどうやってはじめたらいいの?おすすめの場所や釣り方などをご紹介

近年のアウトドアブームのなか、実益もかねて海釣りをはじめたいと考えている人がとても多いそうです。ですが釣りは子供の頃に川でやったくらいで、どうやって海釣りをはじめたらいいのか分からないと二の足を踏んでいる人も多いとききます。

そこで今回は、これから海釣りにチャレンジしたいと考えている初心者の方に向けて、どんな釣りからはじめるのが一番いいのか、またそれをどこで楽しむのがおすすめなのかを解説しました。

ほかにも、釣りに必要なタックルや道具、服装についての説明と購入費用(予算)についてもふれましたので、海釣りのプランを立てるのに役立つと思います。

この記事を参考にぜひ海釣りに出かけてみてください。

目次

海釣りの魅力って?初心者にもできる?

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これから海釣りをはじめたいと考えている方は、きっと何かしらの魅力を感じてそのおもいに至ったはずです。当然、その魅力は人によってさまざまですが、私は以下の3つが海釣りの大きな魅力ではないかとおもっています。

海釣りの魅力

  • 食べて美味しい魚が釣れる
  • ほかの趣味と比べて安あがり
  • 海を眺めてリラックスできる

日本の海には食べておいしい魚がたくさんいます。釣るのが難しい魚もいますが、アジ、サバ、イワシなどの大衆魚は初心者でも意外と簡単に釣れます。自分で釣った魚なら鮮度は抜群。もうスーパーの魚では満足できなくなるかもしれません。

海釣りはほかの趣味と比べてもわりと安あがりに楽しめます。はじめこそ釣り竿や道具をそろえるのに出費がかさみますが、それ以降にかかるのは交通費と餌代くらい。もし美味しい魚が釣れたら、食事代も浮いて家族から大喜びされるかもしれません。

海には大きなリラックス効果があることは、きっと誰もが感じていることです。ときおり無性に海が見たくなるのは、本能的にそれを知っているからでしょう。忙しい毎日のなかで、たまってしまったストレスを開放するのに海釣りはもってこいの遊びだといえます。

海釣りができる場所|初心者におすすめなのは?

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周囲を海で囲まれた日本には、海釣りができる場所がたくさんあります。砂浜に磯、漁港、堤防、河口など海岸線のすべてが釣り場だといえるかもしれません。

そんな数ある釣り場のなかで、初心者におすすめの場所はズバリ「堤防」です。その理由は、

  • 堤防は日本中の至るところにあり探すのが簡単な場所だから
  • 堤防はとても頑丈で足場がしっかりしており安全な場所だから
  • 堤防の周囲にはたくさんの魚が生息しており釣れる確率が高い場所だから

などです。ただし、釣りが全面禁止されている場所もあるので注意が必要で、出かける前に入念な下調べをしなければなりません。

こういった面倒な作業はしたくないという人には、堤防などを利用した「海釣り公園」がおすすめです。ネットで「〇〇県 海釣り公園」と検索すれば、簡単に見つけることができます。

施設は無料と有料(~1,000円ほど)の2種類あり、駐車場とトイレを備えた施設がほとんど。釣り場にはスタッフがおり、今どんな魚が釣れているのか、どんな仕掛けでよく釣れるのかなど、最新の釣り情報が手に入るのも初心者には嬉しいポイントです。

海釣りで釣れる魚って?初心者でも釣れるのは?

環境省によると、日本にはおよそ3,700種もの海水魚たちが生息しているそうです。そんな数多くいる魚たちのなかで、海釣り初心者でもわりと簡単に釣れる魚といえば、それは以下の魚たちです。

海釣りで釣れる主な魚

  • アジ、サバ
  • イワシ、サヨリ
  • カサゴ、メバル
  • アイナメ、ソイ
  • シロギス、カレイ
  • メゴチ、イシモチ など

アジ、サバ、イワシ、サヨリは群れで移動する魚として知られています。このため運よくその群れに当たれば、短時間で何十匹も釣りあげることも夢ではありません。しかもとてもおいしい魚なので、初心者からベテランまでみんなに愛される人気ターゲットです。

カサゴ、メバル、アイナメ、ソイたちは、岩場など障害物周りに好んで生息する魚たち。この習性から釣り人たちのあいだでは俗に「根魚」と呼ばれたりします。

すむ場所を大きく変えない魚なので、ポイントが絞りやすく初心者でも比較的簡単に狙える魚です。サイズが大きいものはお刺身に、小さいものはから揚げや煮つけにするとおいしくいただけます。

最後の、シロギス、カレイ、メゴチ、イシモチは、上であげた根魚とは正反対のひらけた砂地に好んで生息しています。砂浜や堤防からの投げ釣りで狙うことができる魚たちです。

これらの魚たちには釣りのシーズン(季節)があります。シーズンを外すと釣れないこともあるので事前に確認が必要です。釣り場近くにある釣具店では、いつどんな魚がよく釣れるのか教えてくれます。道具などを買いに出かけた際に聞いてみるといいでしょう。

海釣りでよく使う仕掛けって?釣るためのコツはある?

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ここでは、海釣りでよく使う仕掛けについて、初心者でも簡単に扱えてよく釣れる仕掛けをご紹介します。具体的には以下のものです。

海釣りの主な仕掛け

  • ウキ仕掛け
  • サビキ仕掛け
  • ブラクリ仕掛け
  • ワーム(ジグヘッド)仕掛け
  • チョイ投げ仕掛け(初心者には少しだけ難易度が高め)

これらの仕掛けは、釣りの段取り、エサのつけ方、リールの扱いとキャスティング方法、魚のいるタナの見つけ方など、海釣りの基本が学べるものばかりです。

どれかひとつの釣りに慣れてきたら、ぜひほかの仕掛けを使った釣りにもチャレンジしてみてください。海釣りが格段に上達しますよ!

ウキ仕掛けと釣り方のコツ

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これは文字通り、ウキを使った仕掛けです。魚がエサに食いつくと、ウキがピクピクと動き、魚の反応が目で見えるためとても楽しい釣りです。

ウキ下(ウキから釣り針までの長さ)を調整してやることで、海中の浅い層から深い層までを連続的に探れます。ウキ下を変えないかぎり毎回同じ層を狙えるのがウキ仕掛けの特徴です。

釣り方のコツは、魚のいるタナ(水深)をいち早く見つけること。初めての釣り場でタナが分からない場合は、ウキ下はとりあえず1ヒロ(両腕を横に目いっぱい広げた長さ)とするのがいいでしょう。

もし、1分たってもウキに変化がないようならば、ウキ下を半分にして水面に近い層を狙うか、あるいはウキ下を長くしてより深い層を探ってみてください。

このとき、釣り針にエサが残っているかどうかを確認するのもとても大切で、もしエサが白くなって活きが悪いようならば迷わずに新しいエサに付け替えること。

これでも反応がない場合は、エサを違う種類のものに替えて、同じ要領で探ってみてください。

初心者におすすめのウキ仕掛け用のタックル(堤防用)

  • 釣り竿:2~3mの万能リール竿
  • リール:スピニングリール(2000~3000番)
  • ライン:ナイロンライン 1.5~2号 100m以上
  • 仕掛け:市販のウキ釣り用のセット仕掛けがおすすめ
  • エサ:オキアミ、ジャリメ、アオイソメ、サバの切り身など

サビキ仕掛けと釣り方のコツ

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サビキ仕掛けとは、仕掛け糸に4~8本の枝針を等間隔に並べたものに、集魚用のコマセ餌(アミエビなど)を入れるためのカゴを取り付けたものをいいます。

枝針は疑似餌となっており、アミエビや小魚に似せたつくりとなっています。サバやカワハギなどの魚皮を小さく切って針に付けたものや、スキンと呼ばれる薄いゴムシートを小さく切って針に付けたものなどいくつかの種類があります。

釣り竿の先端を大きく上下してやると、コマセ餌がカゴからこぼれて海中に広がります。そしてこのコマセ餌の煙幕のなかを疑似餌がとおると、魚はこれを本物の餌(アミエビ)だと勘違いして口にするわけです。

ときにはすべての枝針に魚が掛かることもあるため、初心者でも大漁が期待できます。

サビキ仕掛けでは、コマセ餌と疑似餌を同調させる(コマセ餌のなかにつねに疑似餌がある状態)ことが大切で、これがきちんとできていないとコマセ餌だけが食べられて魚が釣れないこともあります。

初心者におすすめのサビキ仕掛け用のタックル(堤防用)

  • 釣り竿:2~3mの万能リール竿
  • リール:スピニングリール(2000~3000番)
  • ライン:ナイロンライン 1.5~2号 100m以上
  • 仕掛け:市販のサビキ用のセット仕掛けがおすすめ
  • エサ:アミエビ(冷凍)、サビキ釣り用配合餌(常温)

ブラクリ仕掛けと釣り方のコツ

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ブラクリ仕掛けとは、派手な色のオモリと、短いハリス糸のついた釣り針だけで構成されたシンプルな仕掛けです。このため初心者でもとても扱いやすいものです。

オモリの色が派手な理由は、魚に興味を持ってもらいおびき寄せるため。釣り餌には、ジャリメやアオイソメなどの生き餌のほか、サバの切り身や匂いの強い人工餌などを使います。

この仕掛けを魚が潜んでいそうな消波ブロックの隙間や岩の隙間にピンポイントに入れて魚を誘います。釣れる魚はおもにカサゴ、アイナメ、メバル、ハタ、ソイなどの根魚で、他にカレイなども釣れます。

ブラクリ仕掛けは、根周りを積極的に探る釣りのため、仕掛けが根掛かる頻度が高い釣りです。多少の根掛かりは恐れずに探り続けることが釣果を伸ばすコツです。

もし仕掛けが根掛かってしまった場合には、竿先を何度も細かく上下させてラインを軽く引っ張るほか、左右の違った方向からラインを引くと意外と簡単に外れることがよくあります。

初心者におすすめのブラクリ仕掛け用のタックル(堤防用)

  • 釣り竿:2~3mの万能リール竿
  • リール:スピニングリール(2000~3000番)
  • ライン:ナイロンライン 2号 100m以上
  • 仕掛け:市販のブラクリ用のセット仕掛けがおすすめ
  • エサ:ジャリメ、アオイソメ、サバの切り身など

ワーム仕掛けと釣り方のコツ

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これはワームというルアー(疑似餌)を使った仕掛けです。ワームは海釣り用の餌としてよく使われるジャリメやアオイソメ、エビ、カニなどに似せて作られています。生きているジャリメやアオイソメは気持ち悪くて触れないという人におすすめの仕掛けです。

ワームは軟質のプラスチック素材などでできており、商品によっては魚がよろこぶ味や匂いのついたものも発売されています。釣りの際には、オモリと釣り針が一体となったジグヘッドという釣り針にワームを刺して使います。

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釣り方および釣れる魚はブラクリ仕掛けと変わりません。使い方のコツはワームを積極的に動かしてまるで生きているように演出することです。

初心者におすすめのワーム仕掛け用のタックル(堤防用)

  • 釣り竿:2~3mの万能リール竿
  • リール:スピニングリール(2000~3000番)
  • ライン:ナイロンライン 2号 100m以上
  • 仕掛け:ワーム(ジグヘッド)仕掛け
  • エサ:ワーム(疑似餌)

チョイ投げ仕掛けと釣り方のコツ

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チョイ投げ仕掛けとは、リールを使った投げ釣りのひとつです。一般的な投げ釣りが仕掛けを50~100mほど遠投して沖合を探るのに対して、チョイ投げで探るのは20~30mほどです。

チョイ投げといっても、堤防から20~30mも離れると、そこに暮らす魚たちの種類は堤防際とはだいぶ違ってきます。ウキ仕掛けやサビキ仕掛けなど堤防の際を探る釣りでは狙うのが難しかった、シロギスやカレイ、メゴチ、イシモチなどが釣れます。

チョイ投げ仕掛けで釣果を伸ばすコツは、沖合の海底を広く探ることです。仕掛けを投げ入れたらその場所にずっと置いておくのではなく、リールをゆっくり巻いて堤防の近くまで仕掛けを引いてきます。

魚たちは動くものに興味を示すので、仕掛けのあとをずっとついてきます。ときおりリールを巻くのを止めて、餌を食わせるための間(時間)を作ってやることも大切です。

初心者におすすめのチョイ投げ仕掛け用のタックル(堤防用)

  • 釣り竿:2~3mの万能リール竿
  • リール:スピニングリール(2000~3000番)
  • ライン:ナイロンライン 2号 100m以上
  • 仕掛け:市販のチョイ投げ用のセット仕掛けがおすすめ
  • エサ:ジャリメ、アオイソメ、サバの切り身など

海釣りに必要な道具・装備まとめ|予算はどれくらい?

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ここでは、海釣り初心者が最初にそろえる必要があるタックルや道具、服装について紹介します。また、これらをそろえるのに必要な予算についても簡単にまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

海釣り用の道具やタックルは、狙う魚の種類と大きさ、狙う場所などによっても大きく変わってきます。これらすべてを紹介することはできないため、ここでは初心者におすすめの釣り場である「堤防」で使う道具とタックルに限定させていただきました。

釣り竿

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海釣りをはじめる際に、まずそろえなければいけない道具が釣り竿です。

陸から沖にむかって張り出している堤防は、砂浜とは違い足元からすぐに水深が深くなっています。魚たちは目の前の足元にいるため、堤防では仕掛けを大遠投しなくても魚が釣れます。

このため、堤防からの釣りでは長い釣り竿は必要はありません。狭い堤防の上では長すぎる釣り竿はトラブルの原因にもなりかねません。長さ2~3mの万能リール竿(スピニングリール竿)を使うことをおすすめします。

日本の有名な釣具メーカー(ダイワ、シマノ)や釣具量販店では、この万能リール竿とスピニングリールとラインがセットになった、パックロッドというジャンルの商品を発売しています。

お値段がとてもリーズナブルで、性能面も問題無し。初心者から中級者まで安心して使えるので、最初にそろえるタックルとしておすすめの商品です。

パックロッド:予算6,000~10,000円

仕掛け

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上ですでに紹介したように、堤防からの釣りでよく使われている仕掛けは以下のものです。

  • ウキ仕掛け
  • サビキ仕掛け
  • ブラクリ仕掛け
  • ワーム(ジグヘッド)仕掛け
  • チョイ投げ仕掛け

どの仕掛けも、釣り針、ハリス、オモリ、スイベル、ウキなど個々のパーツがそろえば、仕掛けの大部分は自作できます。しかし、初心者にはかなり難しい作業なので釣りに慣れるまではセット仕掛けと呼ばれるものを利用するのがいいでしょう。

セット仕掛けはその名前のとおりに、すでに仕掛けが出来上がった状態で売られています。リールに巻いたライン(道糸という)を結ぶだけですぐに釣りが楽しめるのでたいへん便利です。

全国の釣具店で購入できる一般的なものから、〇〇釣り場オリジナルといったご当地商品まであります。

仕掛けの値段は、その種類によって上下しますが、全国の釣具店やネット通販で1セット400~900円前後で売られています。

1日の釣りで仕掛けが何個かダメになることもよくあります。釣りに出かける際は予備の仕掛けを2~3個用意しておくと安心でしょう。

セット仕掛け:予算1,200~2,700円 ※1種類のセット仕掛けを3個購入した場合

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堤防からの釣りでよく使われている釣り餌は以下のものです。

  • ウキ仕掛け : オキアミ、ジャリメ、アオイソメ、サバの切り身など
  • サビキ仕掛け : アミエビ(冷凍)、サビキ釣り用配合餌(常温)など
  • ブラクリ仕掛け : ジャリメ、アオイソメ、サバの切り身など
  • ワーム(ジグヘッド)仕掛け : ワーム(疑似餌)
  • チョイ投げ仕掛け : ジャリメ、アオイソメ、サバの切り身など

オキアミとアミエビは、エビのような形をしたプランクトンです。一般的にオキアミはアミエビよりもサイズが大きく、ウキ釣りの付け餌として使用されます。

オキアミ1パック:予算600円前後

一方のアミエビはサイズが小さく、匂いが強い(集魚効果が高い)といった特徴から、サビキ釣りのコマセ餌としてよく使用されています。最近ではアミエビの匂いの問題を解決したサビキ用配合餌なども発売され人気があります。

アミエビ1kg:予算500~800円

ジャリメやアオイソメは、川釣りでよく使われるミミズと同じ環形動物のなかまです。海釣りの代表的な餌で、ウキ仕掛け、ブラクリ仕掛け、チョイ投げ仕掛けなどでよく使用されます。見た目はミミズよりもグロテスクです。

ジャリメ、アオイソメ1パック:予算500円前後

サバの切り身は強い匂いが特徴の釣り餌です。集魚効果が高くとてもよく釣れる餌として人気があります。ジャリメやアオイソメが触れない人はこのサバの切り身を使うといいでしょう。近所のスーパーで塩サバとして購入できます。

塩サバ1匹:予算500円前後

服装・道具

堤防からの釣りで必要になる道具と服装は以下のとおりです。

堤防で釣りをする際の服装

  • 衣類 : 普段使いのアウトドア服で問題ありません。日焼け防止のため、暑い季節でも肌の露出が少ないものがよいでしょう。
  • ライフジャケット : 落水時の救命ジャケット 予算5,000~12,000円
  • 帽子(つば付き) : 日焼け防止、熱中症の予防。普段使いのもので問題無し
  • サングラス : 目の保護、日焼け防止。普段使いのもので問題無し
  • 日焼け止めクリーム : 日焼け防止。普段使いのもので問題無し
  • 雨具 : 雨天時に使用。普段使いのもので問題無し

堤防で釣りをする際に必要な道具

  • クーラーボックス : 魚、氷、弁当、ドリンクなどを入れます。椅子としても使うなら容量は20リットル以上がおすすめ 予算4,000~12,000円
  • 水くみバケツ : 堤防の上から海水をくむためのバケツ(ロープ付き)。海水で手を洗うために使います。 予算1,500~2,500円
  • コマセバケツ : コマセ餌を入れるためのバケツです。コマセを使わない場合は必要なし 予算1,000~2,000円
  • コマセスプーン : コマセカゴにコマセ餌を入れるためのスプーン。コマセを使わない場合は必要なし 予算500円前後
  • メゴチバサミ(フィッシュグリップ) : 釣った魚をつかむ道具です。危険な魚を素手で触れないために使います。 予算300~2,000円
  • ハリ外し : 魚に飲まれてしまった釣り針を外すための道具です。 予算500~1,000円
  • ハサミ : 釣り糸などを切るために使用します。海水に触れてもさびにくいステンレス製のものがおすすめ。 予算600~1,000円
  • タオル : 塗れた手をふくためのタオルです。何枚か用意するといいでしょう。

海釣りのよくある質問まとめ|知っておきたい5つのポイント

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ここでは海釣り初心者の方がおそらく疑問におもうであろうことを5つ取りあげ、それらをQ&A形式で解決していきたいとおもいます。

海釣りに関するルールとマナー、海釣りにひそむ危険性など、どの内容も海釣りをはじめる際には絶対に知っておかなければならないことばかりです。あとで知らなかったと後悔しないように、この機会にぜひ覚えてください。

そしてこれを知らない人がいたら、その人にも教えてやってください。

海釣りは無料ですか?

はい、基本的に無料で楽しめます。ただし、海釣り施設や公園のなかには、有料の場所もありますので注意してください。また地域によっては、堤防などを利用する際に「美化協力金」などが徴収される場合もあります。

釣りが無料だからといって、何をしてもいいという意味ではありません。そこには下でも紹介する釣りのルール(規則)がありますので内容をよく確認してください。私有地での釣りも許可がなければできません。

海釣りにルールはありますか?

はい、ルールがあります。海釣りは各都道府県知事が定めた漁業調整規則などによって、釣りの方法、禁止区域、禁止期間、釣ってもいい魚の大きさが決まっています。規則を破ると法的に罰せられることもあるので注意しましょう。

釣りの方法でよくある禁止事項に、コマセ餌の禁止、集魚灯の使用禁止などがあります。

規則の内容は「水産庁 遊漁・海面利用の基本的ルール」で検索すると出てきます。都道府県によっても変わってくるので、事前にしっかりと確認してください。

また、海釣り公園などの施設には独自のルールがあります。施設の公式ホームページに詳しい内容が書いてあるので、よく確認しておきましょう。

海釣りのマナーはどんなものですか?

海釣りのマナーには以下のようなものがあります。

  • 小さな魚はリリースする。
  • 必要以上に魚を釣らない。持ち帰らない。
  • いらない魚だからといって捨てたりしない。
  • 釣り場にゴミを捨てない。
  • コマセ餌などで釣り場を汚してしまった場合はきちんと掃除する。
  • 無断駐車をしない。
  • 釣りが禁止されている場所には立ち入らない。
  • 漁船や漁具(網やイケスなど)の近くで釣りをしない。近づかない。…etc.

水産庁のホームページにある「遊漁のルールとマナー」にも目をとおしてみてください。

近年、釣り人のマナー違反が原因で、釣り場の閉鎖(漁港や堤防への立ち入り禁止など)が相次いでいます。マナー違反には注意しましょう。

フグは触ると危険ですか?

はい、危険な場合があります。フグの種類によっては内臓だけでなく、体表の皮や粘膜にも強い毒をもつものがいます。フグの専門知識がない人は素手では絶対に触らないでください。

釣り針を外す際など、もしフグの体を押さえたい場合は、必ずメゴチバサミ(料理で使うトング状のもの)などの道具を使って触れるようにしましょう。

もし素手で触れてしまった場合は、毒が付着している可能性があるのですぐに水でよく洗い流してください。

他に危険な魚はいますか?

はい、危険な魚がたくさんいます。海釣り(特に堤防)でよく釣れる危険な魚は以下のものです。

  • フグ
  • ゴンズイ
  • アイゴ
  • ミノカサゴ
  • オコゼ
  • アカエイ
  • クラゲ
  • ウミケムシ など

魚の知識がない人は、魚には素手で触らないのが原則です。もし触る場合は、メゴチバサミなどの道具を必ず使用してください。魚の種類が調べられる図鑑機能のついたスマホアプリもあるので活用してみるのもいいでしょう。

まとめ

出典元:写真AC

今回は、これから海釣りにチャレンジしたいと考えている初心者の方に向けて、海釣りにおすすめの場所とターゲット、仕掛けの種類と釣り方などについて紹介させていただきました。

海釣りの知識がかなり増えたことで、釣りに出かけるハードルが少しだけ下がったのではないでしょうか。

まだ分からないことが多く、不安もあると思います。ですがまずは堤防などの安全な釣り場に出かけてみてください。そこで周囲の釣り人たちを観察して真似てみれば、釣りはすぐに上達するはずです。

釣りは「習うより慣れろ」

ぜひこのチャレンジ精神で海釣りデビューを果たしてください。応援しております。

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この記事を書いた人

「釣りバルーン」は、釣りに関するあらゆる情報に紹介するメディアです。日頃から釣りを愛するライターたちが、釣りの手法やアイテム、釣りスポット、魚の情報を提供していきます。

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