コロナの影響も落ち着いてきたためか、最近では休日にアウトドアを楽しむ方も増えてきました。たき火を囲んでのキャンプや好きなものを焼いて食べるBBQなど、どれも楽しいですよね。
そんなアウトドア派の方に私から1つ質問をさせてください。「川釣りをしたことはありますか?」もしもまだ川釣りをしたことがなければ、ぜひ一度挑戦してみてほしいです。今回は、川釣り初心者の方に向けて川釣りの魅力をはじめ、釣れる魚や釣り方、釣りのルールなどについてご紹介します。
川釣りの魅力って?初心者にもできる?
釣りと聞くと「挑戦するハードルが高い……」「なんとなく難しい感じがする……」と思いがちですが、いくつかポイントを押さえれば初心者でも問題なく釣りができます。楽しみを挙げればいくつもありますが、大きく分けると川釣りの魅力は3つあります。
川釣りの魅力
- 自然を存分に体感できる
- 魚が釣れた時の達成感
- アクティビティーとして楽しめる
1つ目は自然を存分に体感できることです。アウトドアが好きな方は、自然が好きな方でもあると思いますが、川釣りはキャンプなどと同じく自然の中で行うものなので、川のせせらぎや風の音を感じながら楽しむことができます。
2つ目は魚が釣れた時の達成感です。自分の用意した道具や仕掛けで魚が釣れると最高ですが、特に大きいサイズが釣れたときの嬉しさは、仕事のことやストレスをも吹き飛ばしてしまうほどです。
3つ目はアクティビティーとして楽しめることです。川釣り単体はもちろん、山へキャンプに行ったときや川辺でBBQをするときに合わせて取り入れることもできるため、家族や友達と一緒に挑戦して楽しめます。
ちなみに、海のない県は47都道府県の中で8つありますが、川のない県は存在しません。そのため、どの県にいても川釣りを楽しむことができるので、場合によっては海釣りよりも遠出をせずに楽しみやすいのは魅力の1つともいえます。
川釣りができる場所|注意したいルールって?
日本各地にはおよそ30,000もの川が流れているため、さまざまな場所で川釣りが楽しめます。地域によっては釣り堀などでも川魚を釣ることができますが、釣りをするうえで守るべきルールがいくつかあります。
- 釣り禁止の場所もある
- 釣り場はきれいに使う
- 持ち運びが禁止されている魚もいる
まずは釣りが禁止されている場所です。地域により禁止の内容は異なりますが、釣り自体を禁止している場所や釣り方が制限されている場所があります。事前に釣り場を調べておき、ルール違反にならないように気を付けましょう。
次に釣り場のマナーについてです。釣りをしている最中に鱗や血、餌などで汚してしまう場合があるため、汚れた場合は必ずキレイにしてから釣り場を離れましょう。また、ゴミなどを放置するのはもっての外です。自然環境に影響が出るだけでなく、釣り自体が禁止になってしまう可能性があります。
最後は持ち運びが禁止されている魚です。特定外来生物と呼ばれる生き物で、生きたまま他の場所に移動することができません。川に生息する魚にはブラックバスやブルーギルなどが該当します。
自治体によっては釣った後にリリースすることも禁じられているため、違反しないように釣り場と合わせて調べておきましょう。
川釣りにおすすめの時期|禁止される時期って?
川釣りは通年で楽しめますが、川魚は寒い時期だと動きが鈍く、餌の食いつきがあまりよくありません。水温が温かいほど餌を追いかける性質があるため、釣りをするなら春・夏・秋の暖かい季節がおすすめです。
時間帯に関しては、マズメ(日の出・日没前後の時間帯)時が特に狙いやすいです。魚にもよりますが、昼行性の魚(コイやハヤなど)は朝マズメに、夜行性の魚(ウナギやナマズなど)は夕マズメにチャレンジしてみましょう。
また、川魚の中には釣ってはいけない時期が設けられている場合があり、一般的に禁漁期間と呼ばれています。主に川の上流(渓流)に生息する魚のアユ、イワナ、サケ、ヤマメが該当し、理由としては10月~11月から渓流魚の産卵期が始まり稚魚が育つまでの間は捕獲しないようにするためです。
川釣りで釣れる魚って?初心者でも釣れるのは?
全国各地で釣れる川魚は大小さまざまです。川の上流ではイワナやヤマメ、中流ではアユやオイカワ、下流ではウナギやハゼなど生息する魚も異なり、仕掛けを使い分けることで主に以下のような魚を釣ることができます。
川釣りで釣れる主な魚
- イワナ、ニジマス、ヤマメなどのマス系の魚
- ウグイ、オイカワ、カワムツなどのハヤ系の魚
- ウナギ、コイ、ナマズなどの比較的大きめの魚
- テナガエビ、ハゼなどの汽水域を好む魚
- ブラックバス、スモールマウスバスなどのバス系の魚
初心者の方は比較的釣りやすい魚をターゲットにして釣りをはじめるとよいですが、ウグイ、オイカワ、カワムツなどのハヤ系の魚やテナガエビ、ハゼなどは特に初心者向けの魚といえます。
ハヤ系の魚は種類が多く、川の中流、下流、比較的きれいな沼や湖、用水路や近所の小川など生息している場所もさまざま。特にアブラハヤやタカハヤは警戒心が低いため、初心者の方でも釣りやすいです。
下流域の川の水と海水が混じった汽水域を好んで生息しているテナガエビやハゼは、地上から魚影がはっきりと見えるほどの水深にいることもあり、魚の位置を確認しながら釣れることもあります。
また、コイやナマズなどの大型の魚は食いついたときの引きが強く、釣りを存分に楽しめます。しかし、その分使用する道具も大きく頑丈なものが必要になるため、初心者の方はまず手のひらサイズの魚をターゲットにしていき、慣れてきたら大きな魚を狙っていくことをおすすめします。
川釣りでよく使う仕掛けって?釣るためのコツはある?
ここまでどのような魚が釣れるかをご紹介しました。実際に釣りをするときは色々な道具を使用しますが、特に重要なものは仕掛けといっても過言ではありません。魚種によって使う仕掛けも異なり、川釣りの場合はよく使うものとして5つが挙げられます。
川釣りの主な仕掛け
- ウキ釣り仕掛け
- ちょい投げ仕掛け
- ぶっこみ仕掛け
- ミャク釣り仕掛け
- ルアー仕掛け
川釣りならこれらの仕掛けを知っていれば、初心者の方でもあらゆる魚を狙えます。また、釣るためのコツとして、魚が餌を突いたり飲み込んだときに竿を上げることを意識してみましょう。
難しく考えてしまいがちですが、魚が餌にアクションを起こしたときはウキや竿先がピクピクと動くため、初心者でも判断がしやすいです。それでは次にそれぞれの仕掛けの特徴や狙える魚についてご紹介していきます。
ウキ釣り仕掛け
ウキ釣り仕掛けはその名の通り水面にウキを浮かべさせる方法で、初心者はもちろんベテランにも親しまれています。魚が餌に食いつくと水面に浮いているウキが動いたり沈むことでアタリを知らせてくれるため、ヒットの判断がしやすいのが特長です。
ウキ釣り仕掛けの種類はたくさんあり、ものによってはウキや金具などの道具が増えてややこしくなってしまいます。そのため、初心者の方は一体化して販売されているウキ釣り仕掛けセットから使用するのをおすすめします。
このウキ釣り仕掛けは、餌や針の大きさを変えてしまえば魚の大きさを問わず川のほとんどの魚をターゲットにすることができるため、ある種万能な釣り方ともいえるでしょう。
ウキ釣り仕掛けで釣る時の注意点として、狙う魚によってウキから餌までの長さを調整しなくてはなりません。ハヤ系の魚であれば川底から少し上の部分に餌が位置するように調整し、ウキが流される場合やテナガエビやハゼなどの川底を好む魚にはオモリが底に着くくらいに調整しましょう。
ちょい投げ仕掛け
ちょい投げ仕掛けは釣り糸に付けたテンビンと呼ばれる道具にオモリをセットし、その先に仕掛けをセットする方法です。一般的な投げ釣りよりも簡単で少し離れた場所に向かって投げて釣ることからちょい投げ釣りと呼ばれ、たくさんの釣り人に親しまれています。
一からもろもろの道具を用意して仕掛けをつくるのは初心者にとって大変なので、まずは一体化された市販品の仕掛けからはじめてみましょう。
ちょい投げ釣りで釣れる魚は主にハゼで、広めの川の河口域に生息しているためちょい投げ仕掛けとの相性は抜群です。着底してから餌を引きずるように少しずつリールを巻いていくと食いつきがよくなります。
ちょい投げ釣りの注意点として、投げる際に大きく振りかぶる動きをするため、後ろに人がいないか十分に確認してから釣りをするように心掛けましょう。また、場所によっては投げ釣り(ちょい投げを含む)が禁止の場所もあります。トラブルにならないように事前に釣り場を調べておきましょう。
ぶっこみ仕掛け
ぶっこみ仕掛けはオモリと針と餌をつけて投げて釣る方法です。ちょい投げ仕掛けと少し似ていますが、糸を通すための穴が開いたオモリなど、使用する道具が若干異なります。
ぶっこみ仕掛けで釣りをする場合は、仕掛けを投げてから基本的に動かさず獲物が食いついてくるまで待ちます。竿を特に動かさないため、餌は生きたものを使うことが多いです。
川で釣れる主な魚はウナギ、コイ、ナマズ、ブラックバスなどの比較的大きめなサイズの魚で、河口付近であればクロダイやシーバスなどが釣れる場合もあります。生餌を使用して大きいサイズの魚を釣る方法なので、まったくの初心者の方にはハードルが少し高いかもしれません。ある程度釣りに慣れたらぜひ挑戦してみてください。
ぶっこみ釣りの注意点は、仕掛けを底に沈めて釣る方法ゆえ根がかりになりやすいことです。川底が石や岩でごつごつと荒れていたり、藻が多く茂っている場合は高確率で根がかりになるため、釣りポイントを変更してなるべく底がなだらかな場所で行うようにしましょう。
ミャク釣り仕掛け
ミャク釣り仕掛けは、ウキを使用せずにオモリと目印のみのシンプルな仕掛けで、リール竿は使用せずにノベ竿と呼ばれる4~6mの長い竿を使う少し特殊な方法です。主に渓流釣りで行われ、川の流れに餌を乗せて、手先や目印の動きなどで魚のアタリを感じて釣ります。
仕掛け作りのための道具はいくつかありますが、まだ慣れないうちは一体化されているものを購入して使用しましょう。狙える魚は渓流で釣れるイワナやヤマメが中心で、場所によってはウグイやオイカワも釣れます。
ミャク釣りは川の流れに合わせて餌を乗せて釣る方法です。水面の近くでは流され過ぎてしまい、川底の方では流れない状態になります。そのため、自然に流れる位置を探ることがミャク釣りをするうえで最大のポイントといえます。
コツを掴むまで少し時間がかかるかもしれませんが、リールを必要としないため釣り糸のトラブルが少なく、釣り初心者の方でも比較的安心して楽しめる方法です。また、ミャク釣り仕掛けを導入している釣り堀もあるので、困ったら係りの方に聞いてみるのもよいでしょう。
ルアー仕掛け
ルアーといえばバス釣りのイメージが強いかもしれませんが、実はバス以外にもあらゆる魚を狙うことができます。ブラックバスをはじめ、イワナやニジマスなどのマス系の魚、ナマズやライギョなどの大型の魚、カワムツ、ニゴイ、ブルーギルなど大きさも魚種もさまざまです。
川の上流、中流、下流、用水路、河口など場所を選ばずに全国各地の川でルアー釣りを行えるため、比較的近場で気軽に楽しめる釣りともいえます。
使用するルアーの大きさは、10~30cm程度の魚を狙うのであればトラウト用の4~5cmくらいのルアー、比較的大きめの魚を狙うのであればバス用の7~9cmくらいのルアーを使用するとよいでしょう。
プラグやミノー、スプーンやスピナーなど色々なルアーがありますが、初心者の方はどれがよいのかわからないことが多いです。実際にルアーを選ぶ際は種類で選ぶよりも、狙う魚の大きさとルアーのサイズを合わせることに着目して選んでみてください。
川釣りに必要な道具・装備まとめ|予算はどれくらい?
ここまでは狙った魚を釣るために魚種に合った仕掛けが肝心とご紹介しました。実際に釣りをする際は、仕掛け以外で必要なものもいくつかあります。挙げれば多数ありますが、以下の道具は忘れずに用意しておきましょう。
- 釣り竿
- 仕掛け
- 餌
- 動きやすい服装・その他道具
道具それぞれで費用もピンからキリまで幅広いですが、初心者の方はまず安価なものから取りいれてみることをおすすめします。安いものであれば一式5,000〜10,000円くらいで揃えられます。
釣り竿
川釣りで使用する竿は主に「リール竿」と「ノベ竿」の2種類があります。リール竿は糸を巻くためのリールが付いているため、仕掛けを遠くに投げて釣るちょい投げ釣りやぶっこみ釣り、ルアー釣りの方法に適した竿です。
あらゆる魚種を狙うことができ、中流・下流で釣りをする場合はブラックバス用のバスロッドを、上流で釣りをする場合は渓流魚用のトラウトロッドを使用するとよいでしょう。川の幅が狭ければ短めの竿(1.5m前後)、幅が広ければ長めの竿(2m前後)を選ぶと使いやすいです。
ノベ竿はリールが付いておらず、軽量で釣り糸のトラブルが起こりにくいため初心者にも扱いやすい竿です。主にウキ釣りやミャク釣りに使用します。渓流釣りで使用する場合は釣れるポイントが限られている場合があるため、長めの竿(4~6m)でピンポイントに狙うように使います。
用水路などの狭い場所に生息する魚であれば、短い竿(1m前後)の方が使いやすいです。竿の値段は安いものであれば3000円前後で買えるものもあり、簡単なものなら100円ショップでも販売されています。
仕掛け
ウキ釣り仕掛け、ちょい投げ仕掛け、ぶっこみ仕掛け、ミャク釣り仕掛け、ルアー仕掛けは釣具店や釣り場の近くの商店、コンビニなどで販売されています。先ほどご紹介した通り、初心者の方であれば一から仕掛けを作るのは大変なため、一体化されている仕掛けから使い始めましょう。
仕掛けの費用は種類によっても変わっていきますが、ウキ釣り仕掛けであれば300円〜1000円、ちょい投げ仕掛けで200〜500円、ぶっこみ仕掛けで300〜700円、ミャク釣り仕掛けで200〜500円がそれぞれの相場です。ルアーは種類が豊富なため、500〜1000円くらいのものを選んで使用してみてください。
「釣り場の近くに仕掛けが売っているから現地に着いてから買えばいいかなあ」と考えていざ現地に着いてみると、欲しかった仕掛けが売っていませんでした、という場合もなくはありません。万が一の時のことを考えて事前に仕掛けをいくつか買っておくことをおすすめします。
餌
釣りを行う場合はルアー釣りを除き、針に餌を付ける必要があります。餌の種類は大きく分けて5種類です。
- 生き餌
- 死に餌
- 粉餌
- 練り餌
- 人工餌
生き餌はその名の通り生きた状態の餌で、魚の食いつきがよいのが特長です。川釣りでよく使われるものに赤虫、サシ、サナギ、ブドウ虫、ミミズなどがあり、300〜1000円で販売されています。
死に餌は死んでいる状態の虫やイクラなどの餌を指し、生き餌が苦手な方にとってはより扱いやすい餌といえます。コイや河口付近のクロダイにはサナギ、渓流釣りにはイクラが効果的です。大体が数百円で販売されています。
粉餌は魚粉や米ぬかなどの粉類をもとに作られた餌で、主にコイやフナ釣りで使用します。現地で水を加えてまとめてから針につけることが多いですが、そのまま撒いて使用することも可能です。内容量にもよりますが、1000円前後で売っていることが多いです。
練り餌は小麦粉やサツマイモに魚の好む成分を含ませたもので、コイ系やハヤ系の魚を釣る際に適しています。相場は500~1000円くらいです。
人工餌はミミズやザリガニのような形をしていることが多く、ルアーの一種の「ワーム」とも呼ばれています。ウナギやライギョのような魚に特に効果的で、複数入っていて500~1000円くらいで購入できます。
服装・道具
川釣りをするときは服装も重要です。ベテラン釣り師のようにすべてよいもので揃える必要はありませんが、抑えておきたいポイントは以下の通りです。
- 虫よけ
- 陽よけ
- 安全性
暖かい時期は特に川沿いにいる虫も活発なため、虫よけは必須です。長袖・長ズボンの格好をしていれば肌が隠れて虫に刺されにくく、木の枝や葉っぱで傷つくこともありません。
暑い時期は特に、太陽光の影響で日焼けや熱中症になる場合があります。また、日差しが強いと水面が見にくく釣りがしにくいです。長袖・長ズボンに加えて帽子やサングラスなどで陽よけできるようにしましょう。
釣りをするうえでもっとも重要なことは安全性です。釣り場でケガをしないように手袋やグローブ、長靴などの滑りにくい靴、フィッシングベストなどを装着しておくとよいでしょう。
また、釣りに必須な竿や仕掛けなどの道具と合わせてはさみや網、ウエットティッシュやゴミ袋などを持っておくといざというときに非常に便利です。
川釣りのよくある質問まとめ|知っておきたい5つのポイント
現地のベテランの方や釣具店の店員さんから川釣りについて教えてもらったり、ネットで情報を調べてみることも大事ですが、そもそも川釣り初心者の方は知識や経験があまりないため、よくわからないことが多々あると思います。
川釣りについての基本的なことはこれまでの部分でご紹介していきましたが、ここでは川釣りに関してよくある質問を5つピックアップし、まとめて回答をしていきます。ぜひ1つ1つチェックしてみてください。
- 海釣りで使っていた道具でも釣りはできるの?
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種類にもよりますが基本的には同じものを使うことができます。竿やリールは使いまわせますし、ウキ釣りやちょい投げなら海釣りと同じ仕掛けで問題ありません。
ただし、アミなどの海釣り用の餌を使用すると川の環境を変えてしまう恐れがあり、海釣り用のルアーは川では動きが変わってしまうこともあるため、海ほど釣果は期待できないでしょう。基本的な竿やリール、釣り糸は共用で使用し、餌は川釣り用のものを用意しておけば無駄な費用も抑えて釣りを楽しめます。
- 餌を現地調達してもいいの?
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大丈夫です。魚によっては現地で捕れた虫やミミズの方が市販の餌よりも食いつきがよい場合もあります。鮮度が落ちにくいため餌持ちもよく、生き餌に抵抗がない方であれば現地調達はおすすめです。
ただ、場所によってはなかなか餌となる生き物が見つからず、釣りをする時間が思いのほかなくなってしまったということも少なくありません。現地調達をあてにして餌が捕れないと元も子もないので、事前にどのあたりで餌が捕れそうか調べておきましょう。
- 毒を持つ魚はいるの?
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川魚には毒を持つ魚はほとんどいませんがゼロではありません。例えばウナギは血に毒を持ち、血が付いた手で目や傷口をこすってしまうと炎症を引き起こしてしまいます。
ナマズにはヒレの近くに棘があり、刺されるとズキズキと痛みます。基本的に魚は棘の部分にはごく微量ながらも毒があるといわれているため、釣れた後の取り扱いには十分注意しましょう。また、ヒレやエラなどが鋭い魚も多く、毒はなくとも触った際にケガをする恐れもあります。
- 釣れた川魚は食べてもいいの?
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一般的に食べてもよいとされる魚であれば大丈夫です。釣れた魚を味わうのも釣りの醍醐味なので、食べられる魚は持ち帰って食べても問題ありません。なるべくきれいな水質で釣れた魚の方が味はよいので、食べることを優先するのであれば渓流釣りをおすすめします。
また、スーパーや魚屋では並ばないようなナマズやブラックバス、ブルーギルなどもおいしく食べられますが注意点が2つあります。1つは特定外来生物に指定されている魚は生きたままの運搬ができない点です。持ち帰る際は必ず締めてから持ち帰るようにしましょう。
もう1つは生食ができない点です。川に生息する魚はには寄生虫が潜んでいる場合がほとんどなので刺身などでは食べられません。必ず十分に加熱調理してから食べるようにしてください。
- 遊漁券ってなに?
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遊漁券とは川で釣りをする場合、対象の魚を釣るときに必要な許可証です。川のエリアごとに地元の漁協が管理しているため、釣りの前には漁協や釣具店、個人商店などで購入しておきましょう。
一日だけ有効な「日券」と1シーズンで有効な「年券」の2つがありますが、初心者の方であればまずは日券での釣りをおすすめします。また、釣る魚種によって1枚の遊漁券が必要になるため、イワナとニジマスを釣る場合であれば合計で2枚の遊漁券が必要となります。
まとめ
今回は川釣り初心者の方向けに、実際に川で釣れる魚や狙った獲物を釣るための仕掛け、必要な道具や餌の種類などをご紹介しました。比較的安価なものから道具を揃えれば初期費用も抑えられますし、1人はもちろん友達や家族と楽しむことができます。
川釣りならではのルールがあるものの、しっかり守れば存分に楽しめること間違いなしです。キャンプやBBQもよいですが、次の休日にはぜひ近くの川に行って川釣りを楽しんでみてください!
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